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『BOØWY』時代の『氷室京介』が歌詞で創る世界観が素晴らしすぎる説

      2017/10/17

BOØWY、氷室京介が歌詞で造る世界観が素晴らしいんです

布袋が作るPOPでキャッチー、
かっこいいギターリフで作るアバンギャルドな曲が特徴ですが、
主に氷室京介が作る、難解で深い内容の歌詞が
過小評価されすぎていて個人的には
『氷室京介作詞家、天才説』
を唱えております。
『社会的メッセージ』あり、
『アーティスティックな言葉選び』あり、
『男女の別れ』を表現されている素晴らしい歌詞がいっぱいあります。

今更ながらBOØWYって何?

BOØWY(ボウイ)と 言えば、30年ほど前に解散しました伝説のバンドです。
8エイトビートを基調としポップでありつつも
シャープでエッジの効いた縦ノリのロックサウンドや、
ジャン=ポール・ゴルチエをステージ衣装に使用したり、
今日のロックシーンでは当たり前となった逆立てたヘアースタイルなどの
斬新なビジュアル等が多くの支持を集め、
5thアルバム『BEAT EMOTION』と6thアルバム『PSYCHOPATH』は
当時のロックバンドのアルバムとしては異例のミリオンセラーを記録した。
シングルでも1987年に「MARIONETTE」 が初登場1位を記録し、
名実共にトップバンドへとのし上がった。
その音楽性、「誰にも似ない」「何処にも属さない」というバンドスタイル、
メディアをほとんど利用しない強気な姿勢、
斬新なビジュアル、絶頂期での解散、
後に起こるバンドブームの火付け役となる。
そんなBOØWYの有名な4曲の歌詞について考察してみましょう。

1.MORAL

『 人の不幸は大好きサ あいつが自殺したって時も俺はニヤッと笑っち まった
祭り気分が大好きなのサ
ただの野次馬根性だけさ だけどその場に出たら 決まり切った顔をしているのさ。
その仮面のすぐ裏の作り笑いは隠し通して、wowそれがMORALさ。』

BOØWYの一枚目のMORAL(道徳)という曲です。
当時の氷室京介のパンク魂がほとばしる、
これは人間の二面性をテーマにした曲だと個人的には解釈しており
今だと確実に発売禁止、放送禁止の歌詞ですね。
あるDJはMORALの歌詞について以下のように端的に語っています。

誰にでもある心のドス黒い部分をグリッとえぐってくるような歌詞で
始めて聴いた時体の中の血が異常に巡って熱出たみたくなった。
この感情を歌詞にして録音して販売して実演してたことがパンクだし
ロックだしヒップホップとも言える。

もともとは氷室の同級生であった山田かまちの事故死を元に作られた歌詞と言われています。
伝説の少年画家山田かまちが氷室とバンドを組んだこともあった時期があり
ギターによる感電死で若くして亡くなったのです。

2.On my beat

やる気がないだけでサ バカげたふりもしたくない
ペコペコ背をまげて 生きてくタイプじゃないのサ
勉強仕事に疲れて 首をつるのは絶対いやだぜ
自分の勝手さ Life is on my beat
奴等に言われても それほど関係ないのサ
世間のはみ出しと 背中を指でさせばいい
どこかの奴等のようにさ ウソで体裁かざる鮮やかさ
それよりはましだぜ Life is on my beat
自分を守るのは 何かを残したあとだぜ
形にこだわっちゃ古びたものしか見えない
やたらと計算するのは棺桶に近くなってからでも
十分できるぜ Life is on my beat

同じく1枚目『MORAL』収録の『On my beat』です。
おそらくSEX PISTOLSのジョニーロットンを意識したであろう4コード、
歌詞は社会に向けてのアンチテーゼでパンクそのものです。
社会や会社に右へ習えで生きて、お前ら楽しいのか?
俺は絶対いやだね、自分の道を究め続けてやる!!
という気合と所信証明的な曲であると感じています。
氷室自身も『BOØWYの中で絶対外せない曲』と言っているくらいの重要な位置づけなのでしょう。

3、JUSTY

布袋のカッコいいリフをベースに作られたであろう、
この曲は一風変わっていて完全に意味が分かりません。。。

JUSTY 季節はずれのアイリス. JUSTY 危険な恋のサンライズ
エスプリックな まなざしにプリマドンナ 夢中なのサ
エキゾチックにイタズラなジョーゼット NINETEEN
JUSTYデセールのその後は. JUSTY 退屈すぎるサンセット
ボナンザグラム片手にちょっと気取ってほほえみ
ぬれたままの唇で スマックfor GOOD NIGHT

以下、直訳してみましたw

JUSTY 季節はずれのアイリス(アヤメ科の植物)
JUSTY 危険な恋のサンライズ(日の出)
エスプリック(機知に富んだ の意のエスプリ(仏)の形容詞版?)なまなざしに
プリマドンナ(オペラで主役をつとめる女性歌手)夢中なのサ
エキゾチック(異国的)にイタズラ(悪ふざけ)なジョーゼット
(絹布。仏の服地商ジョーゼット夫人にちなむ名)
NINETEEN(19歳)
JUSTY デセール(仏語のデザート)のその後は
JUSTY 退屈すぎるサンセット(日の入り)
ボナンザグラム(クロスワードパズルを変化させたクイズの一種)片手に ちょっと気取ってほほえみ
ぬれたままの唇で スマック(チョコレートで包んだ固形のアイスクリーム) for GOOD NIGHT

『JUSTY』自体が造語でもうセンスとフィーリング、
語呂だけで作られたであろう、と感じる素晴らしい言葉選びです。
うーーーむ・・やはり天才だわ。

4.CLOUDY HEART

気の向くまま 過ごしてた二人だからそう
終わる事感じてた 割りにミジメネ
いつも一緒 何をするにでも アイツだった
あんな日は もう二度と来ないような気がして
HONEST LOVE 傷つけてばかりだったけど
HONEST LOVE お前だけを愛してた

『CLOUDY HEART』という題名の通り、
好きだった女性との別れの情景が目に浮かぶ素晴らしい歌詞です。
上記3曲とは完全に違ったストーレートのラブソングも書けるのは才能ですね。
因みに
氷室京介がソロでBoowy時代の曲Cloudy Heartをバラードっぽく歌うとき、
曲の終わりの方でオリジナルの歌にはない歌詞があります。

痛みに絡まる純情
愛も凍えるようなエンディング
SO MANY あふれ出る MEMORYに
NEVER SAY GOOD BYE”

最後に

ステージでのパフォーマンスを引退した氷室京介ですが
最後一回!!でいいのでBoowyを再結成を切に望みます・・
見果てぬ夢で終わりそうですが、
断固として再結成しない氷室の信念もまたかっこいいですよね。

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