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『星野源』『KCO』『桜井和寿』なぜミュージシャンには「脳疾患」が多いのか?

   

脳卒中というと中高年の病気と思われがちだが、若い人にも起きる例が注目されている。

若年性の脳出血は、脳静脈がとぐろ状の脳静脈奇形、血管の塊ができる海綿状血管腫や、
脳動脈が詰まって細い血管がたくさん生じる「もやもや病」などの病気があることが多い。
血管がもろいため、運動やトイレでいきむなどの血圧が上昇する行動をきっかけに発症しやすくなる。

globeのボーカルを務めるKCOはくも膜下出血

昨年には小室哲哉の妻で、globeのボーカルを務めるKCOも、
同様にくも膜下出血で倒れて緊急手術を受けている。
現在はリハビリ中で、日常会話を交わせるほどに回復したものの、
発症当初は言語や記憶に障害が見られたことも、
夫である小室がTwitterなどで明かしている。

Mr.Childrenのボーカル桜井和寿が「小脳梗塞」と診断される

2002年にはMr.Childrenのボーカル桜井和寿が
「小脳梗塞」と診断され、長期療養を余儀なくされた。
その際は「トレーニングのやりすぎで疲労がたまっていた」と報じられたが、
以後はステージで元気な姿を見せている。

そもそも、なぜミュージシャンには脳疾患が多いのか?

「医学的には、習慣的に歌うことと脳疾患の間には因果関係はないそうです。
強いて言えば、近年大規模なコンサートを行う機会が増えた結果、
もともと脳疾患の素因のあった人が極度の緊張下に置かれることで発症に至った面はあるかもしれません」

星野さん自身はかつて二度、「くも膜下出血」で救急搬送される

1回目の異変が起きたのは、2012年の師走。
新作の録音を終えて制作陣と手締めをしている最中に
「急に目の前がぐにゃっと曲がった」「バットで頭を殴られたような痛み」
に襲われてその場に立っていられなくなった…と、
のちの自著で述懐している。
搬送先の医師の診断は「くも膜下出血」。
手術前の星野本人には「絶対助かりますから」と笑顔を見せた担当医だが、
関係者には後遺症の可能性も示唆されていたのを後で知る。

幸い手術は成功したものの、真の苦しみは、まず術後の「爆発的な頭痛」として訪れた。
食えず飲めずの状態で四六時中、ただただ激痛だけが星野の脳内をかけめぐったという。
身動きもままならない病室内でどんどん神経が異常過敏になっていき、
他の患者たちの息遣いや院内の機械類のノイズが攻めてきて不眠不休状態。
「それが三日間続いた」と後日談で綴っている。
それがどれほど重い痛みで、耐えがたい精神状態だったかは
「今すぐにでもベッドの頭上にある窓から飛び降りたい」「早く死んでしまいたい」
「こんな拷問のような痛みはもうたくさんだ」……
という阿鼻叫喚の回顧文からも伝わってくる。

くも膜下出血は脳卒中の一種。脳卒中には「脳出血」「脳梗塞」の2種がある

いずれの場合もおよそ20~40%の患者にうつ病の症状が見られるという。
原因は障害による身体の機能不全への苛立ち、療養環境や介護者との関係性の機微、
あるいは職場復帰への不安などさまざまな理由が考えられている。
だが、傍目には重篤な病への心理的反応だと捉われがちで“うつ病”のほうは見逃され気味だ。
結果、リハビリ意欲も減退して病後の回復が遅れる。
動脈瘤りゅうが破裂するくも膜下出血では、
家族内で起きることが多い「家族性動脈瘤」のことがよくある。

家族で経験者がいたら注意!!

脳梗塞では、血液が固まりやすくなる血液凝固異常症や抗リン脂質抗体症候群が背景にあることが多い。
炎天下やサウナ、激しい運動などで、血液中の水分が奪われると発症しやすくなる。
心臓の穴が大人になっても塞がらない卵円孔開存などが原因で、
脳に送られた血栓が詰まる奇異性脳塞栓症、
脳の静脈や、静脈が集まったところ(静脈洞)に血栓ができる
脳静脈・静脈洞血栓症も多い。妊娠やピルの長期服用も危険を高める。
また、脳梗塞やくも膜下出血につながるものとして注目されるのが脳動脈解離だ。
脳動脈の膜が割けて膜内に血液が流れ込み、血管が圧迫され、血流が滞ったり動脈瘤ができたりする。
急に首をひねる運動でも誘発され、整体やゴルフ、野球なども引き金となる。
肩こりで首をぼきぼき鳴らす動きも危険だ。
首の後ろの動脈がズキンズキンと激しく痛むのが典型的な症状で、早めの対処で脳梗塞などの発症を予防できる。
若年性脳卒中の予防は、一般的には水分をよく取り、
生活習慣病にならないようにし、たばこは吸わないことが大切だ。
「家族に発症者が多いなどの不安材料があれば、
検査を受けて、原因となる病気の治療や生活習慣の改善など予防策をとることができる」

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